はじめに
当院の高気圧酸素治療室(HBO)は、臨床工学技士等5名の専任スタッフで
「患者様に安全かつ快適に治療を受けていただく」という理念の下、365日体制で治療を提供しています。
高気圧酸素治療は、左の写真の様に透明のドーム内で体内に酸素を取り入れることにより
虚血性疾患に対して治療を行うものです。
平均治療時間は90分で1気圧高い気圧環境で大量の酸素を体内に取り入れることができます。
当院では脳血管障害・脊髄循環障害を中心に治療を行っておりますが、
他科からの依頼を受け外来的に治療を行うこともあります。
治療室の様子です
治療室は、明るい雰囲気を出すように開放感あふれるレイアウトにし、入り口から入って、
左右に3台ずつの計6台の装置を保有しております。
関係者以外立ち入り禁止と書いてはありますが、治療に対する問い合わせがありましたら、
遠慮なくお立ち寄りください。専門のスタッフが責任を持ってお答えします。
このような訓練を実施していることで、早く座位をとることができ、それが、早期離床や意識の回復につながっています。
また、全身状態が安定している患者さまには訓練室で、基本動作訓練、歩行訓練など社会復帰を目標に、
積極的な理学療法が行われています。早期から理学療法を開始することにより、
ケースによっては2週間程度で機能が回復し、 社会復帰されています。
治療装置の中をのぞいて見ましょう
まずは、正面から見たところです。パッと見た感じでは、確かに狭そうなイメージがありますが、
実際に中に入って見ますと・・・
中に入って、正面を見ると、写真の様になっております。
治療時間は90分と長い時間が必要となりますが、写真にありますように、
テレビ・ビデオなどを見ながら治療を行うことが可能です。
装置全体が、透明なアクリルドームとなっておりますので、
横を見ますと、周囲はもちろん外の景色まで見ることが可能です。
また、患者様の声は絶えず私たちに聞こえておりますので、
急変時にはすぐ対応することが可能です。
高気圧酸素治療の最近の動向
当院では、脳血管障害、脊髄循環障害を中心に治療を行い、初回の治療前後で約30%の人に何らかの症状の改善がみられます。
また、北海道新聞の「高気圧酸素治療に注目」といった記事にて当院の高気圧酸素治療室が紹介され、同様の内容が掲載されました。
また、全国的な動向としては、耳鼻科領域の突発性難聴。眼科領域の網膜中心動脈閉塞症。形成外科領域の皮膚潰瘍。
整形外科領域の骨髄炎。その他様々な分野で活躍をしておりますが、最近ではスポーツ医学に取り入れる動きも出ています。
怪我などによる筋組織の修復に効果があり、プロ野球選手、プロサッカー選手、オリンピック選手なども
高気圧酸素治療を行ったという報告もあります。
最後に・・・
私たちは、患者様へ安全かつ快適な治療を提供するために、治療初回時には必ず患者様に
治療の説明と注意点をお話してから治療を開始しております。
必要に応じて、ご家族への説明も行っておりますので、治療に不安がございましたら
いつでもスタッフにお尋ねください。