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2022年12月26日

医療安全の研修をしています

 看護部教育科長の長谷部です。4月に入職した新人さんも夜勤に入り、頼もしく成長しています。

 今回は、年間の様々な研修の中の医療安全の研修をご紹介します。この内容は院内の全職員向けの研修会もあるのですが、看護部の集合研修の中でも新人さんを対象に行っています。 実施時期は、医療安全管理部が調査した「新人スタッフのミスが増える時期」を参考に、夏~秋にかけての患者さんの対応人数が増え、フリー業務に入り、忙しい中で多重課題に戸惑ってしまう状況を見越して設定しています。この時期の開催により、以前は新人さんの事故が増える時期が2段の波のようだったのですが、ここ数年はそこまでの大きな波ではなくなったという経緯もあります。

 今年は9月と10月に、医療安全管理部の佐藤科長に講義をお願いしました。
 9月の研修は『医療事故防止マニュアル(理解編)』とし、日々覚えることが沢山で、中々できない院内の医療安全のマニュアルの読み合わせをみんなでしました。事後レポートには、「エラー発見のためのダブルチェックの大切さ」や「服薬時は口の中まで確認が必要な方もいる」と改めて気づけたことが語られていました。
 続けて10月も同じメンバーで『医療事故防止マニュアル(活用編)』をしています。
 ここでは「更に医療安全への認識を高め、主体的に報告・連絡・相談ができる」をねらいとし、9月の事後レポートの共有とその深掘りをしつつ、忙しい中での頻回な訪室・観察が必要な時の工夫」と「業務が間に合わない・自信がない状況の時どうするか」についてグループワークをしました。事後レポートには「困っていることを声に出すことは、ちゃんと発信してくれる人という信頼につながることがわかった」や「自信がないからできないではなく、ここだけはできますという発信が成長につながると実感できた」、忙しく手が回らないこそ優先順位を決め、先輩や同僚を頼りにチームとして看護を実施していこうと感じた」という新人さんの決意が語られていました。

 医療安全管理部の佐藤科長の講義のラストのスライドをご紹介します。今回も安心・安全な看護への熱い語りがありました。
 




 今年もあと残すところわずかとなりました。来年が皆さんにとってよい一年でありますように。