当院について

理事長就任のご挨拶


 令和2年8月1日をもって新理事長に就任いたしました。父であり当院開設者の斎藤久寿前理事長の後を引き継がせていただくことになりました。その責任の重さに身が引き締まる思いでございます。

 札幌麻生脳神経外科病院は、昭和60年に開設されました。以来、「患者さま第一」を病院理念として掲げ、脳神経外科の最先端医療の提供はもとより、地域の人々に寄り添う信頼される病院をめざして全職員一丸となり励んでまいりました。地域の皆様に支えられ、35年間、昭和から平成へと激動の時代を駆け抜けてまいりました。そして令和の時代、これからはさらなるITの進展、少子超高齢社会など医療を取り巻く社会環境が目まぐるしく変化していくなかで、それに伴う患者さまのニーズの変化に対して、より柔軟な対応が必要になると考えています。

 また、近年の医学の進歩は目覚ましいものがあり、脳神経外科の分野でもAI診断・治療、ロボット手術、再生医療などが一般的になる日もそう遠い未来ではないかもしれません。しかし、そのような時代だからこそ、人の気持ちに寄り添うこと、思いやりの心をもって患者さまに接することが、より一層重要なことだと思っています。

 開院以来、当院で実践してきた「患者さま第一」「ネバーギブアップ―あきらめない医療」の精神をこれからも引き継ぎ、患者さまと地域に愛される札幌麻生脳神経外科病院であり続けるよう精進を重ね歩んでいく所存です。 今後ともご指導とご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。