医療安全管理部のご挨拶
医療安全管理部のホームページをご覧いただきありがとうございます。
この部門は、医療安全を推進する専門部門として2015年4月に設置されました。
『患者さま・ご家族さまに選ばれる質の高い医療・看護サービスを提供する』ための活動を行います。『患者さま第一』と掲げられた病院理念に基づき、安心・安全・信頼される医療環境づくりを目指します。そのためにも、皆さまのご意見やお気づきの点など、些細なことでも、ご遠慮なくお伝え下さい。皆さまの視点からしか見えない大切な発見や指摘がきっとありますので宜しくい願いいたします。
医療安全管理体制
医療安全管理部門は、各委員会・会議の運営を行います。
なお、医療安全管理部の運営は、医療安全管理部会議にて審議され医療安全管理対策委員会にて承認されます。
《関係委員会関連図》
札幌麻生脳神経外科病院 医療安全管理に関する基本的な考え方
「隠さず!逃げず!ごまかさず!」
- 全ての職員は、患者さまの安全・安心を最優先し、安全で安心ある医療を提供する責務があることを認識し日々業務に当たります。
- 患者さまやご家族さまに対する説明及びその承諾に基づく医療従事者との良好な信頼関係の下に、全人的な医療および安全な医療を提供いたします。
- インシデントが発生した際は、インシデントにより起こりうる患者さま・ご家族さま等の不利益をできる限り軽減するために、組織横断的に安全で安心な医療を提供いたします。
- インシデントが発生した際は、指示のもと患者さま及び家族さまへ誠実に説明を行います。
- インシデントが発生した際は、速やかに事故内容等の検討及び再発防止策を講じます。
医療安全に関する用語
インシデントとは
患者さまの診療・看護ケアにおいて、本来あるべき姿からはずれた事態・行為の発生を意味します。これには、患者さまに直接的な傷害が発生したもの、しなかったもの両方が含まれます。
医療事故(有害事象等)とは
病気自体ではなく、医療を通じて発生した患者さまの傷害です。医療行為や管理上の過失の有無による副作用や医療材料・機器による不具合、不可抗力等が含まれます。
医療過誤(過失のある医療事故)とは
患者さまに傷害が発生し、医療行為に過失があり、傷害と過失との間に因果関係が認められたものをいいます。
当院の傷害の程度の判定基準
レベル |
傷害の程度 |
|
0 |
なし |
患者さまに実施する前に気づいた |
1 |
なし
|
患者さまに実施したが実害はなかった
|
2 |
軽度
|
一時的な観察や検査を要したが、治療は不要
|
3a |
中等度
|
一時的な処置や治療が必要になった
|
3b |
高度
|
継続的な処置や治療が必要になった
|
4a |
軽度~中等度
|
長期的な治療が必要になった(機能障害はなし
|
4b |
中等度~高度
|
障害や後遺症が永続的に残った(機能障害を伴う)
|
5 |
|
死因となった
(現疾患の自然経過によるものは除く)
|
医療安全に関する年間計画
計画事項 |
実施時期 |
医療安全管理部門会議又はカンファレンス |
週1回 |
医療安全管理対策委員会
|
月1回
|
准安全対策委員会
|
月1回
|
看護部安全対策委員会
|
月1回
|
医療機器安全管理委員会
|
随時
|
感染対策委員会 |
月1回
|
褥瘡対策委員会
|
月1回
|
患者サポート委員会
|
週1回
|
医療事故等調査・分析・集計業務
|
月1回
|
医療安全推進週間への取り組み
|
11月〜12月
|
「医療安全の日」の取り組み
|
12月
|
患者さま・ご家族さまへのお願い
医療の安全を守るために、下記のことについてご理解とご協力をお願いいたします。
●医療者と協力し、自らの医療に積極的に参加してください。
●健康状態及び変化は、速やかに正確に医療者にお伝えください。
●薬や食べ物でアレルギーのある方はお知らせください。
●他院から薬が出ている場合はお知らせください。
●検査や治療等の医療行為は、十分な理解と合意の上でお受けください。
●納得できないことや理解できないことは遠慮せずに医療者にご質問ください。
医療安全管理部 担当 佐藤 綾子