部門紹介

 当院は開院以来30有余年、院内処方を継続しています。「患者さま第一」を理念として掲げ、外来患者さまは院内でお薬をもらって、安心してお帰りになる、これをずっと続けています。 薬剤部では10名の薬剤師が多様な業務に対応しています。2012年の新築移転に伴い、電子カルテと連動した全自動分包機・自動薬袋発行機を導入しました。持参薬に関しても、検薬から配薬まで、個々の患者さまに対して徹底した医薬品管理を行っています。

主な業務内容

 薬剤師の主な業務内容としては、調剤業務(外来・入院患者さまの調剤)、注射業務(投与量、投与方法、配合変化などのチェック)、DI業務(医薬品情報管理業務)、医師や看護師などの医療スタッフからの薬についての問い合わせに対応、持参薬管理業務(入院中に安全に治療・検査を行うため普段服用しているお薬の内容についての確認)、薬剤管理指導業務(入院中にでた薬の説明を患者さま本人やご家族の方に説明)、薬品在庫管理業務、その他医師看護師との連携を密に業務しています。チーム医療の一員として栄養サポートチーム(NST)、院内感染対策チーム(ICT)、褥瘡委員会、医療安全対策准委員会、診療業務委員会などに参加し、これらの活動を通じて、病院全体や地域医療に貢献できるよう努めています。
 近年はジェネリック薬品の需要が増え、服用される患者さまも多くなりました。複数の病院にかかり、お薬が重複していることも多々あります。私たち薬剤師は、お薬の安全性や有効性を考慮し、飲み合わせや副作用の有無を確認して、安全で安心にお薬を服用して頂けるよう心がけています。これからも患者さまのために役立てる薬剤師、親切なかかりつけ薬剤師を目標に、スタッフ一同、努力を重ねていきます。

おくすり手帳を活用しましょう

「おくすり手帳」は医師、歯科医師、薬剤師があなたの薬歴を知ることにより重複投与・相互作用を確認して、薬を安全・適正に処方、調剤し使用して頂くためのものです。通院の際や市販薬を購入する際にご提示下さい。また、災害時や旅先での急病やケガなどでかかりつけの病院・歯科や薬局に行けない場合にもあなたの薬歴がひとめでわかる「おくすり手帳」は治療に大変役に立ちます。