高気圧酸素治療室

高気圧酸素治療は、写真の様に透明のドーム内で体内に酸素を取り入れることにより虚血性疾患に対して治療を行うものです。平均治療時間は90分で1気圧高い気圧環境で大量の酸素を体内に取り入れることができます。当院では脳血管障害・脊髄循環障害を中心に治療を行っておりますが、他科からの依頼を受け外来的に治療を行うこともあります。
治療室の様子です
治療室は、明るい雰囲気を出すように開放感あふれるレイアウトにし、入り口から入って、左右に3台ずつの計6台の装置を保有しております。 関係者以外立ち入り禁止と書いてはありますが、治療に対する問い合わせがありましたら、遠慮なくお立ち寄りください。専門のスタッフが責任を持ってお答えします。
治療装置の中をのぞいて見ましょう



高気圧酸素治療の最近の動向
当院では、脳血管障害、脊髄循環障害を中心に治療を行い、初回の治療前後で約30%の人に何らかの症状の改善がみられます。 また、北海道新聞の「高気圧酸素治療に注目」といった記事にて当院の高気圧酸素治療室が紹介され、同様の内容が掲載されました。また、全国的な動向としては、耳鼻科領域の突発性難聴。眼科領域の網膜中心動脈閉塞症。形成外科領域の皮膚潰瘍。 整形外科領域の骨髄炎。その他様々な分野で活躍をしておりますが、最近ではスポーツ医学に取り入れる動きも出ています。 怪我などによる筋組織の修復に効果があり、プロ野球選手、プロサッカー選手、オリンピック選手なども 高気圧酸素治療を行ったという報告もあります。