脊髄脊椎センター
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脊髄脊椎センターとは

 「腰のヘルニアを脳神経外科で診ているとは思わなかった」ということをよく聞きます。首や腰を脳神経外科で診療していることを意外と思うかもしれませんが、脳神経外科はその名前の通り、脳だけではなく神経に関わる病気の診療を行っております。首や腰など脊椎(せぼね)や椎間板の病気も神経を障害してしびれ、痛みなどを生じるので、脳神経外科で対応しております。

 特に当院は40年前の開設当時から北海道大学脳神経外科学講座の関連病院であり、北大脊髄グループと連携しながら診療技術を高めてきました。その高い専門的医療を皆様に提供するため、2009年に脊椎脊髄センターを開設しております。

 現在、当センターには日本脊髄外科学会が認定した指導医が道内最多の3名おり、日本脊髄外科学会認定医1名も併せて多くの専門医がチームを作り、年間400件ほどの脊髄、脊椎手術を行っております。首や腰のヘルニアなどせぼねの病気以外にも、脊髄の腫瘍や血管障害、キアリ奇形や脊髄空洞症などの先天疾患、更には手根管症候群などの末梢神経疾患など、ほとんど全ての脊髄、神経疾患に対応しております。

 当センターの基本理念は、患者さまの話をよく聞き、丁寧に説明し、一緒に治療方針を考えることです。手術治療だけではなく、内服やブロックの他、痛みやしびれに効果が期待できる高気圧酸素療法、更には当院の機能外科センターやリハビリセンターとも協力しながら、多くの治療選択肢の中から個々の患者さまにあった治療法を考えていきます。病気が良くわからない、治療法が良くわからない時にはセカンドオピニオンにも対応します。気になる症状があれば、是非気軽にご相談ください。
脊髄脊椎疾患について

副院長・脊椎脊髄センター長

矢野 俊介

日本脳神経外科学会専門医・指導医
脊椎脊髄外科専門医
日本脊髄外科学会指導医